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考える防災

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連載「考える防災」

防災・減災への提案提言

発災直後の行動
ゲーム(J-DAG)
 

横浜市磯子区南部のある自治会(約450世帯)では、発災直後の1時間に重点を置いた以下のような取組みをしています。

各家庭から「防災家族カード」(右側)を毎年収集し、全住民を把握しています。
そのうち、自力で避難できない人、幼児を含めて要援護者と位置づけし(全住民の1割強)、地図化して役員・班長が所持しています。

左の「防災カード」は
冷蔵庫に入れておく「命のカプセル」の携帯版です。

テレホンカードサイズで、表と裏に記載して各自が所持するカードです。
これは、全自治会員に配布しており、他の地域でもかなり採用していただいてます。

役員・班長全員が「トランシーバ」「バール」「10型消火器」等を所持しています。(450世帯で約35人)

特に「災害時の全ての行動は情報から始まる」としてトランシーバを持っているのが特徴です。

発災直後の極めて重要な時期は、トランシーバが最大の武器になります

メニュー「トランシーバの活用」ををご覧下さい。

バールは救出段階で誰でも種々応用活用できます。

「安否確認」防災訓練では、全世帯(450)の全員を確認し本部で集計するまで約1時間で完了しています。
これにはトランシーバを活用しています。

「安否確認」訓練では、地域の班長が確認済みの家の玄関に「状況表示板」を貼ります。(ラミネートしたA4版)
これにより、未確認世帯の判別と、救援がスムースに行えます。

また各家庭では、自宅で火災が発生していない場合、消火器か水を張ったバケツを、使ってもらうために玄関先にだします。

  

救出・初期消火などの訓練では
自治会エリア全域を使い「不意打ち訓練」として、事前告知なしの
なしの訓練をしています。
(災害時に事前プログラムはありません)

自治会災害対策本部から、自宅周辺の班長に実戦的な行動指示をトランシーバで「不意打ち」で出します。

地域共助のしくみをつくっても、近隣の絆ができていなくてはうまく機能しないと考えられます。
近所でも知らない人、存在も把握していない人へは心配もできません。そこで「近隣の顔の見える関係づくり訓練」を始めました。

この訓練は、近隣の安否確認をお互いに行うものでもあります。安否確認結果は、班長経由で自治会災害対策本部へ伝えます。

防災とは、仕組みと近隣の顔の見える関係とが両輪です。

近隣の顔の見える関係は、防災だけでなく、全てにプラスです。